本日(8月12日)、日本バスケットボール協会より
15歳以下でのマンツーマンディフェンス推進について
の発表がありました。
かねてから言われていた、15歳以下でのゾーンディフェンス禁止(マンツーマンディフェンスを推進)が来年度より本格的に導入する事となりました。
【マンツーマンディフェンスを推進の趣旨】
◆発育・発達段階に応じた適切な指導で選手をより高いレベルへ導く。
◆子どもたちがよりバスケットボールを楽しんで打ち込める環境を作る。
◆日本全体の競技力を向上させる。
これによって、
「プレイヤーズファースト」を尊重し、
目先の勝利に捉われない長期的視点に立った指導の推進
となっております。
【マンツーマンディフェンスの効果】
◆1対1でバスケットボールを楽しむ。
◆個人のスキルアップを図る。
◆状況判断力、理解力を高める。
◆想像力を養う。
これによって、
◆強力な1対1の突破力、得点力のある選手が育つ。
◆ディフェンスで相手を止められる選手が育つ。
◆高い運動能力を持ち、オールラウンドに活躍できる選手が育つ。
◆マンツーマンディフェンスの強化により、将来的なゾーンディフェンスの活用を含めた総合的なディフェンス力の強化が実現する。
となり、
◆世界で活躍できる選手が増える。
◆強い日本代表チームができる。
となっております。
【マンツーマンディフェンスを推進する背景】
◆世界の強豪国では16歳以下のゾーンディフェンスを禁止しており、国際バスケットボール連盟(FIBA)もミニバスでは禁止している。
◆日本では、12歳以下(U-12)のチームの90%以上がゾーンディフェンスを導入しており、中学校の約70%がゾーンディフェンスを中心に試合を組み立てている。
◆・15歳まではコーディネーショントレーニングや基礎的なスキルを学ぶべき年代であるが、ゾーンディフェンスというシステムを主に指導されるため、オフェンス、ディフェンスの両面において1対1の対応力が不足している。
【導入のための各種取組み-1】
◆マンツーマンディフェンスのルールブック等の制作および普及
◆指導者のレベル向上
◆マンツーマンディレクター/コミッショナーの育成
【導入のための各種取組み-2】
◆ミニバスケットボール競技規則の見直し
◆評価体制の構築
◆関係団体との連携
【導入スケジュール(案)】
8月より、ルール制定、映像制作
9月末より、マンツーマンディレクター養成
10月より、マンツーマンコミッショナー養成
10月中頃より移行期間に入り、
来年の全国ミニ・Jrオールスターで導入し、
2016年度より、U-12・U-15全大会(全中含む)で導入
【マンツーマンディフェンスの基準】
各種競技会において、ゾーンディフェンスの判定はマンツーマンコミッショナーが行うことになります。
「15歳以下でのマンツーマンディフェンス推進について(導入準備資料)」
⇒ 【重要】15歳以下でのマンツーマンディフェンス推進について-日本バスケットボール協会
※最新情報は、コチラでご確認下さい。↓↓↓
◆マンツーマンディフェンスの推進
みなさん、いろいろご意見があると思います、
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コメント
中学生のバスケ部員にきいて驚愕しました。
バスケ離れを助長させたいんでしょうか?
マンツーマンしかだめ、審判が反則を取れない
ルールなら導入は改悪ですね。
偉い人は本当に外国の真似をするだけで
その同じ道で日本人が外国人のようにうまくなるとでも
思ってるのかな?
マンツーマンに慣れた子どもたちが高校で
また混乱する姿が目に浮かびます。
もう、高校からバスケやらせるほうが
いいんじゃないかと思う次第です。
未だゾーンを使用しているチームがあります(ミニバス)
指導者はマンツーマンの徹底をしていただきたいです。
中学バスケもゾーンやってるチームがかなりあります。
審判は注意しないし、指導者同士も指摘しない。これでは子供達のレベルは上がらない。指導者が勝つためだけの部活になっています。ゾーンをやってても実力は上がらないので上には上がらない。
中学生にバスケを教えてます❗
三年ぶりくらいに教えることになりそのときはまだゾーンが使えて教えることも難しく考えないとこもありましたがマンツーマンルールがはいり、どう伝えて行けばいいかわからなくなったりします。
詳しくマンツーマンルールを伝えたいんですがどうしたらわかりやすく中学生に伝わるでしょうか?女の子です
バスケ未経験ですが中学バスケ部の顧問をすることになりました。
率直に思ったことは、攻守とも1vs1スキルの向上が目的ということですよね。
ならば、1vs1を制しての得点を3点としてはどうでしょう?
すると1対1を仕掛ける選手は増えるのではないでしょうか?対抗して守備側のスキルも上がる相乗効果を狙います。
ふと思ったのですが、バスケは遠くからシュートを決めた方が得点は高く、ラグビーは遠くからの方(キック)の方が得点は低いのですね。選手の動きを縛るのは難しいですし、指導者の思い、こんなチームにしたいという哲学もあると思います。育成年代の選手のことも思うと、全員がプロを目指すチーム同士の戦いであれば今回のルール変更はまだ理解できます。しかし、個々の身体や運動能力の発達段階に応じて効果的なプレーを判断し選択する学習の機会
を奪うことにもなると感じます。